PART I: 総会

総会プログラム(Word file 44KB)
総会出席者リスト(Excel file 69KB)
議題1)JANARD規約の確認
議題2)JANARD研究会の過去3年間の成果
=これまでの研究会で得た知識・経験等を各団体の活動にいかした事例紹介=
<事例1:ハンガーフリー ワールド 米岡文>
* 有機農業の実践としてバングラデシュにおけるモデル農場の実施。
* AIのワークショップにて学んだ手法を実際に活用し、プロジェクト・サイトでの現地住民との対話を実践。
* KJ法、PRA等の手法を使い、職員会議、また2003年度の当団体の活動評価実践。
* 昨年(2003年)のバングラデシュでの研究会を担当したが、その際にお世話になった方々と現場レベルでのネットワークが生まれた。
* バングラデシュの研究会に参加された日本ケナフ開発機構の釜野氏より、ケナフの種を提供いただき、現地での栽培に取り組んだ。残念ながらその種については必ずしも生育が良くなかったため、その後のフォローアップとして農業省の協力を得て再挑戦している。今後、日本ケナフ開発機構のご協力により、ケナフによる紙漉きの技術指導計画中。
* LIFEの機関紙に"ネットワークについて考える"というテーマでの寄稿を依頼された。ネットワークの強みは、ひとつの団体では成し得ない事を可能にすることであると実感させられる体験をし、その内容を掲載。
* バングラデシュの会の参加者にアンケート調査を実施したところ、「価値があったか」の質問への評価点を90点以上と、大変高い評価をいただいた。
<事例2:ヒマラヤ保全協会 田中博>
* ヒマラヤ保全協会としては、植林活動、保健衛生講習会、中・高生への奨学支援、収入向上につながるチーズの製造技術指導、販売といった現地での活動、またスタディー・ツアーとして日本からのボランティアを送りこみ、村人たちとの顔の見える活動等を実践している。
* 研究会を通じ、大きくまとめて3点の成果、波及効果が生まれている。
@ PRA, PCM, AIなど様々な参加型開発に関する手法を身につけ、それらが現場での活動に役に立っている。
A 個々の手法を複数取り込み、複数手法による効果的な企画・立案や評価の実施を行っている。目的、使途によってどの形での手法の組み合わせが最も効果的か等に関するデータもまとめている。
B 農業だけではない、他のセクター、他のNGOとの経験交流を通じ、大きな学びとなっている。
<事例3:SUPA=西アフリカの人達を支援する会 野澤眞次>
* 欧米と日本のNGOの違い
・ 資金量が小さい
・ が、成果は大きい
この「成果」とは必ずしも理論的な評価をしての成果ではなく、地域住民がどのように受け止めたか、という視点からの評価であり成果である。
* "貧困解消"をミッションとして掲げ森づくり、土づくりの実践をしているが、その原点は日本にある。(例:三富新田)
* JANARDから学んだ技術的な成果はともかく(どちらかというとJANARDに対し情報発信をしている)、自団体のポジションについて認識をすることはできた。
* 団体の活動としては、@ボカシの試験農場、AFAO支援によるプロジェクトを実施している。@については、有機農法により収量をあげており、原料は現地の人たちが捨てているものを重要な資源として活用している。Aについては、1日1.5食しか食べていない現地の子供たちの補完ができることを目標に実践。
* キューバにおいては、耕地面積の60%が有機農法に切り替わっている。今後のJANARDの活動としてキューバの視察を組み込んでもいいのでは。
<事例4:21世紀協会 池田晶子>
* "すべての子供に教育を"をスローガンに、就学推進、識字教育、職業訓練、エコ農業学校コンプレックス、衛生教育などを実践している。
* "パーマカルチャー"のコンセプトに基づいたコミュニティーづくり。
* 研究会を通じて得た人脈、また培った技術を活用し、"RADシステム(合鴨農法)を実践してみた。
→成果として、@除草、A害虫駆除、B糞の供給、Cジャンボタニシの除去、D代掻き作用、F濁水状態を保つことで酸素の供給料増加等の効果
* RADはRice, Azolla(赤浮き草), Duckの頭文字を集めたものであるが、Azollaを使うことで、窒素の固定がされ、あひるの糞の窒素分が高い。
* 今年に入り、フィリピンにてRADセミナーを開催。技術面での課題はあるものの、農民の自発的な動き(RAD
Clubの結成など)が期待される。
議題3)東ティモール プロジェクト形成調査について
* これまでの研究会活動の成果のひとつとして、JANARDによる現場でのプロジェクトの実施を目指し、手始めに東ティモールへプロジェクト形成調査団を派遣予定。
時期:平成17年1月、2週間程度。専門家チームを作り派遣予定。
選考:平成16年10月の中旬までには選考をしたい。
事前研修:事前のうちあわせ、勉強会は数回実施予定。
なお、日本帰国後はプロジェクト形成の作業(プロポーザルの作成、提出を目指す)、および報告会の開催を行う。
議題4)アンケート調査の実施
JANARDというネットワークの発足後3年の活動(研究会の活動等)を通して、どのような成果があったか(なかったか)、また各メンバー団体にとってどのようなメリットがあったのか(なかったのか)を測定するためにアンケート調査を今年度実施予定。
アンケート実施調査
PART II: ワークショップ
1) ワークシートへの記入 =わが団体の夢=
2) 各グループでの共有
3) 各グループから代表が発表
4) それらを踏まえ、自由討論へ。
ワークショップ→
<"JANARDに期待すること"として出された意見>
−東ティモール プロジェクト形成調査関連
* 様々なNGOの強みを出していくことで、資金を獲得していく等の取り組みが今後は必要では。
* 村の中に入り込み、溶け込めるというのも、評価されるべきNGOの能力。
* 東ティモールの調査団派遣、その後のプロジェクト実施については、コスト負担、リスク負担をしてでも取り組んでいくべきもの。
* JANARDの総合力を問うことが今後は必要。
* 東ティモールについては複数の担い手を上手にコーディネートすることで、力を引き出していけると思う。これまで実施してきた研修の発展的な調査として実施することはいいことであるが、本当にプロジェクトの形成までもっていけるかどうかが課題。すでに基盤ができつつある場所で、更なる発展系として実施できればいいのでは。
* あらゆる点で原始的であったところが、ある日突然独立してしまったというのが東ティモールの現状。やるべきことはたくさんある。
* 個々の活動をコーディネートし、"プログラム化"していくことが必要。
総会にてJANARDの今後のあり方を議論する
−その他全般的に
* JANARDに参画することのメリットのひとつは情報収集ができること。今後は、実務レベル(助成金のねらい目など)においても情報収集ができるとありがたい。
* 研究会(道場シリーズ)はおもしろかったし、役に立った。研究会は今後も必要。
* 農業とう特化したテーマではなく、農村開発全体というマクロの視点への以降。
* 技術的な面に加え、アドボカシーの強化
* アフリカへの視点
* アドボカシーはネットワークとしてやることの方が効果的であるので、ぜひJANARDとして実施すべき。
* JOCVをNGOで受ける話が自民党の会合(6月1日)で話題となったが、その話も具体的に進め、提案を強く出していくべきなのでは。
* 自民党の会合(塩崎委員会)において弱小のNGOであっても対等のパートナーとして話を聞いてくれたことに感謝。JANARDというネットワークが与えてくれたチャンスだと思う。
* 各団体が使っている事業計画、評価等のフォーマット、現地の人々の参加による発等の手法について、経験の共有をしてもらえるとありがたい。
* 上記の内容を踏まえ、JANARDのメンバー・リストの発展形を考えてみてもいいのでは。
* 今後、アドボカシー的な活動を強化していくのであれば、ホームページの立ち上げは必須。要検討。予算化することも検討すべき。
* メンバー団体の若者を対象にしたワークショップを開催してほしい。
* JANARD主催での、農業・農村開発に関するシンポジウムの開催。
* 高校・中学校等へ訪問し、現場での体験等を話して回る。
* 今後アンケート調査を実施するが、例会等への出席が毎回12―13団体程度。本当に全体のためのネットワークになっているのかどうか疑問。
* JANARD(およびNGO)も国際協力のプロとして認めてもらえるような実績づくりが必要。
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